大嶺實清さんの黒い器

 

秋刀魚の炊き込みご飯

地元新潟から新米が送られてくる頃、
ちょうど秋刀魚も商店に並び出す。
生姜をこれでもかとたっぷりと使い
シンプルに炊き込むだけの秋のご馳走。

 


材料(5-6人分)
米・・・・・・・・・・・・・・ 3合
しょうが・・・・・・・・ 大1かけ
みょうが・・・・・・・・ 2-3個
万能ネギ・・・・・・・・ 5-6本
秋刀魚・・・・・・・・・・ 3尾
だし汁・・・・・・・・・・ 3カップ
 昆布・・・・・・・・・・ 1枚
 鰹節・・・・・・・・・・ たっぷり2つかみ
 酒・・・・・・・・・・・・ 大さじ3
 塩・・・・・・・・・・・・ 小さじ1
 醤油・・・・・・・・・・ 小さじ2
すだち・・・・・・・・・・ 適宜
青じぞ・・・・・・・・・・ 適宜

 

つくり方

・・・・・坂田阿希子のここがおいしいポイント

 

米は洗ってザルに上げて水気を切る。しょうがは千切りにする。みょうがは小口切りにして水にさらす。万能ネギは小口切りにする。

米は浸水せずしっかりと水を切る。魚に脂があるから少しかために仕上げるといい。

秋刀魚は腹に切り目を入れて内臓を取り、半分の長さに切ったら軽く塩(分量外)をして、魚焼きの網、またはグリルでこんがりと両面を焼いておく。

昆布と鰹節で一番だしを取る。前日から水に浸けておいた昆布と水を強火にかけ、小さな泡が昆布からわずかに出てきたらすぐに引き上げ、沸いたところにたっぷりの鰹節を入れる。すぐに弱火にして、ほんの少し沸々と波打つ加減で5分ほどゆっくり煮る。さらしで漉して、酒、塩、醤油で調える。

米を鍋に入れ、3を3カップを注ぐ。しょうがを散らし、秋刀魚をのせて炊き上げる。ふたをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして10分。そのあと火を止めて10分蒸らす。

一緒に炊き込むしょうがは、全体の口当たりを左右するからとにかく細く切る。しょうがは繊維に沿って切ればみずみずしく、逆らうと粗い食感に。

炊き上がったら秋刀魚の身から骨を取り除き、万能ねぎとみょうが仕上げに散らす分を残してたっぷりと加え、秋刀魚の身をほぐしながら全体を混ぜる。

盛り付けたら、万能ねぎとみょうがをさらに散らし、すだちと青じぞを添える。

☞ 本文はSWITCH Vol.37 No.10でぜひご覧ください