11月16日から12月2日の期間、東京・新宿のBギャラリーでは初の、the GAZE(ザ・ゲイズ)による写真展が行われる。
the GAZEは1980年代生まれの4人の写真家によって構成される写真家集団。2011年から活動を開始し、モノクロのフィルム写真にこだわり、さまざな場で作品を制作・発表してきた。
同写真展では、東京23区の魅力を各々の視点で切り取ったシリーズ「東京23区」の展示、販売を行う。東京に潜む、日々の生活の中で多くの人が見過ごしている、心動かされる一瞬を捉えた写真はもちろん。独自のイメージの持つ“区”を4人の写真家がどのように見つめ、向き合ったのか。その被写体へのアプローチの違いも含めて見所に溢れた写真展となっている。
また、写真展の開催にあわせ、同タイトルの新作の写真集『the GAZE』を刊行。会場では特別先行販売も行う。
同年代に生まれ、銀塩写真に魅了された写真家という共通項をもつ4人から生み出される、東京の未知なる情景を楽しみに、足を運んでみては。
<プロフィール>
【the GAZE(ザ・ゲイズ)】
4人の写真家で構成される写真家集団。1970年代に写真家の三好耕三が中心となって発行した同人誌『GRAIN(グレイン)』の思想と活動に多大な影響を受け、2011年からタブロイド版の冊子『the GAZE』(全11冊)を刊行。2014年までの3年間で様々な写真家と共に本誌を発表する。モノクロという条件のみで現在も様々な場所で作品を制作、発表している。
<メンバープロフィール>
【矢野光(やの・ひかる)/写真家】
1983年生まれ。神奈川県出身。2009年、日本大学芸術学部写真学科卒業。学生時代、写真家・三好耕三を中心に制作されたZINE<GRAIN>に感銘を受け、『theGAZE』を創刊。現在は、大判カメラを中心に日本中を旅しながら作品制作を行う。
【中森真(なかもり・まこと)/写真家】
1988年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、広告制作会社勤務を経て操上和美氏に師事、現在に至る。アシスタントを務める傍ら作品を制作。theGAZE創刊から参加。
【Yaskichi(やすきち)/写真家】
1980年生まれ。早稲田大学川口芸術学校卒業後、株式会社松竹にて映像製作に携わる。映画から写真の世界へ転身後、スタジオ勤務を経て現在に至る。ストリッパーやシンガーのステージ写真からスポーツ写真まで、幅広い撮影を行う。モノクロ写真に魅了され、theGAZEのメンバーと共に日夜写真でのセッションを楽しんでいる。theGAZEvol.3より参加。
【山路雅央(やまじ・まさおう)/写真家】
1987年千葉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、東京を拠点に作品を制作。これまでの作品にホームレスの姿を撮影した「LifeontheStreet」、首都高速道路を車で撮影した「TokyoAutobhrn」などがある。写真同人誌theGAZEvol.8より参加。コレクション:清里フォトアートミュージアム(2014)
<展示会情報>
「the GAZE」
期間:2018年11月16日(金)-12月2日(日) 11:00〜20:00(会期中無休)
会場:Bギャラリー(ビームスジャパン5F)
〒160-0022東京都新宿区新宿3-32-6
TEL:03-5368-7309
レセプションパーティー:2018年11月16日(金)18:30~20:00
※詳細などのお問い合わせはB GALLERYまで。
<写真集情報>
タイトル:『the GAZE』著者/発行:the GAZE
デザイン:町口景(マッチアンドカンパニー)予価:4,320円(税込)
※同展示会場にて先行発売!