東京・恵比寿のギャラリー「LIBRAIRIE6」で10月10日(土)から、画家・岸田ますみによる個展「水平線から」が開催される。
Painted by Kishida Masumi
1941年東京に生まれ、Art Student League of New York でイラストレーションを学んだ後、アメリカンフォークアートなどの影響を受けながらガッシュ、アクリル絵の具で制作を行ってきた岸田。帰国後、個展やグループ展、書籍、雑誌、カタログなどの装画を手掛け、1995年ごろより独自に油彩での制作を開始する。
今回の個展では「いつかどこかで眺めたような、遠い記憶の中の水平線」をテーマに描いた新作油彩を約25点展示。独自の観察眼によって描かれる幻想的な風景画は、作者自身の心象を描いているようでありながら、観る人を記憶のかなたに眠る原風景へと誘う。
水平線から
わたしの目はいつも風景の中をさまよっています。
それはわたしの心かもしれません。
風景は、車窓の眺めにあり、枝からはなれた木の葉にあり、小さな五百円玉の中にもあります。
さまようわたしという風景は喜びであり、時には哀しみであり、絵筆を取る力でもあったりするのです。
そして、わたしはまた描かれた風景の中をさまよいます。
今日はよくはれて、アトリエから見える海が光っています。
水平線に島が浮かんでいます。—— 岸田ますみ(Galerie LIBRAIRIE6ホームページより)
展覧会 | 岸田ますみ「水平線から」 |
期間 | 2020年10月10日(土)-10月25日(日) 12時-19時(日曜/祝日18時) |
休館 | 月曜/火曜 |
会場 | Galerie LIBRAIRIE6 (〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F) |
問い合わせ | tel/fax 03-6452-3345 |
作品集も同時刊行
岸田ますみ作品集
『水平線から』
発行日:2020年10月10日
価格:1,800+税
発行:Galerie LIBRAIRIE6
装幀:佐野裕哉
問い合わせ:info@librairie6.com