現在、スイッチオンラインストアで雑誌『MONKEY』を定期購読いただいた方を対象に毎週金曜にお届けしている、作家ライマン・フランク・ボームのオズシリーズ第3弾『オズのオズマ』(訳=柴田元幸)。今回はたくさんのご要望にお応えし、現在第5章まで公開中の同連載から、冒頭の第2章までを特別に一般公開します!
『オズのオズマ』とは?
アメリカの児童文学作家、ライマン・フランク・ボームが1900年に発表した、少女ドロシーが魔法の国を舞台に繰り広げる冒険ファンタジー『オズの魔法使い』。著者ボームはこの作品の成功を受けて、その後も続編を書き続け、全14作の「オズ」シリーズを遺しました。その第3作である『オズのオズマ』(Ozma of Oz, 1907)は、シリーズの中でもとりわけ奔放な一冊として多くの読者を魅了してきました。そうした読者の一人、柴田元幸が『オズの魔法使い』(角川文庫)に続いて本作の新訳に挑戦します。
訳者プロフィール
柴田元幸 しばた・もとゆき
1954年生まれ。翻訳家。著書に『ケンブリッジ・サーカス』『本当の翻訳の話をしよう』(村上春樹との共著)『「ハックルベリー・フィンの冒けん」をめぐる冒けん』など。最近の訳書にスティーヴン・ミルハウザー『私たち異者は』、エリック・マコーマック『雲』、ポール・オースター『サンセット・パーク』などがある。