2020年7月1日より、東京・御茶ノ水のgallery bauhausで写真家ロバート・フランクの大回顧展がスタートする。
2019年9月9日に惜しまれつつこの世を去ったロバート・フランク。その作品は荒木経惟、操上和美など日本を代表する写真家にも大きな影響を与えている。1992年に初めてフランクを特集した小誌『SWITCH』では、今年4月20日発売『SWITCH Vol.38 No.5』においてその類稀なる才能、作品の魅力を改めて振り返った。
今回の回顧展では、刊行から約60年を迎えた写真史における金字塔であるフランクの代表作『The Americans』をはじめ、未発表作品を含む約130点をパートⅠ(7月1日-9月19日)、パートⅡ(9月24日-11月21日)の2期構成で展示を行う。フランクの作品ではあまり目にする機会のない大型プリントやカラー作品も。
Part Ⅰ オン・ザ・ロード
1958年に出版された『The Americans』は後に、フランクのモニュメンタルな仕事として世界的評価を得る。パートⅠでは『The Americans』収録作品を含む、フランクのストリート・フォトグラフィーを中心とした作品を展示する。
Part Ⅱ 記憶の彼方へ
1969年にカナダ・ノヴァスコシアのマブーを新たな創作の拠点として活動するフランク。 厳しい自然環境の中で、フランクの視線は窓辺のオブジェや日常の身の回りの事物など、より自己の内面へと向けられていく。パートⅡでは写真にメタファーのような文章を書き添えた作品など、マブーで制作された写真を中心に展示する。
Part Ⅰ 会期 | 2020年7月1日(水)-9月19日(土) 11時-19時 |
Part Ⅱ 会期 | 2020年9月24日(木)-11月21日(土) 11時-19時 |
休廊 | 日・月・祝(8/2-8/31は夏季休廊) |
入場料 | 一般・学生 800円 (中学生以下は無料) |
会場 | gallery bauhaus |
住所 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-19-14 |
問合せ | TEL.03-5294-2566/mail info@gallery-bauhaus.com |