2022年1月11日、雑誌「SWITCH」の特別号『SWITCH SPECIAL ISSUE 白鵬翔 さざれ石の巌—— 大横綱の軌跡』が発売となります。
第69代目・大横綱 白鵬翔。15歳で祖国モンゴルを離れて日本へとわたり、多くの苦難を乗り越えながら22歳で横綱の地位へと上り詰める。その後、数々の記録を打ち立てつつも、度重なる怪我に苦しみ、2021年3月には膝の大手術へ。肉体が限界を迎える中、懸命なリハビリを経て稽古場に立ち、7月場所で全勝優勝を果たした。本特集は2021年2月から9月30日の現役引退、そしてその後の300日にわたり白鵬を取材。命を賭して相撲の魅力を伝えた男の素顔に迫ります。
CONTENTS
特別公開「十五歳のノート」
来日間もない白鵬が相撲教習所で使用していた貴重なノートをSWITCH特別公開。未来の大横綱、始まりの物語。
写真家操上和美、白鵬翔を撮る。スペシャルフォトセッション掲載
土俵入り姿から“倒れない横綱の足の裏”にいたる肉体の細部まで。白熱のフォトセッションをここに。
最後の7月「名古屋場所」完全ドキュメント
膝の大手術を終えた後のトレーニングの様子から、最後の出場場所となる七月「名古屋場所」をドキュメント。
歴代最多優勝横綱の姿を画家・黒田征太郎が描く
2021年7月の名古屋場所、画家・黒田征太郎は桟敷席に陣取り、横綱白鵬の最後の姿を画に残していった。
白鵬自身が特別な着物を解説
数ある着物の中から特別な思いが込められた着物をセレクト。そこに込められた決意や思い出を白鵬自身が解説する。
<以下全CONTENTS>
特集
白鵬 翔
さざれ石の巌——大横綱の軌跡
4
二六一番目、十五歳のノート
写真=阿部稔哉
14
白鵬の約束
写真=操上和美
photo story
18
白鵬の身体
36
土俵入り
写真=操上和美
42
七月への準備
リハビリテーション
構成=新井敏記
46
綱打ち式
麻と晒木綿と銅で編む
構成=新井敏記 阿部稔哉
54
名古屋場所取材日記
横綱白鵬「石を積む」
構成=新井敏記
写真=阿部稔哉 垂見健吾 ただ
100
黒田征太郎 相撲絵図
心と技と体の物語
第六十九代横綱白鵬
108
白鵬 静かな時間
文=新井敏記 写真=操上和美
116
紋 白鵬
写真=操上和美
124
白鵬引退
型を持って、型にこだわらない
写真=操上和美
132
LAST INTERVIEW
十五歳の君へ
文=新井敏記
138
地図を描く
ノートからはじまった三百日
文=新井敏記 絵=白鵬 黒田征太郎
※【お詫びと訂正】
特集 白鵬翔 さざれ石の巌――大横綱の軌跡 P.83に誤記がございました。
(誤)荒馬山 → (正)荒篤山
関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。