2023年2月20日発売の雑誌「SWITCH」はPERSONA 井口理の実像と虚像と題した特集です。
井口理はなぜ表紙ビジュアルに自身の「遺影」を選んだのか。その理由を語る
「今回の表紙のビジュアルは今の自分が考えていることを形にしたいと思い、意見を言わせてもらったんです。そういうことは今までならあまりなかったんですけど。つい最近まで本来の自分ではない自分を演じていた自覚があったし、本当の自分なんて知られなくていいとさえ思っていた。戯けたり去勢を張ったりして突き進んできた。でも、そういうある意味作られたというか、本当の自分とは違う虚像の自分に、これから先みんなについてきてもらうのは怖いことだなと思ったんです。もちろん本当の自分をすべて理解してもらうというのは無理だとわかった上で、自分自身にもっと素直でいたい」
「多面的な井口理を見せたいというスイッチ側から提案された大きなテーマがあって、それを写真で表現しようと考えた時に、見る人によって解釈が広く捉えられるものにしたいと思ったんです。自分を遺影として置き、そこに自分が存在する一枚絵を見せることができたら、過去の自分、虚像の自分、それを自身で供養している、もしくはそれが幽霊として存在している。そんなテーマで表現されています」(SWITCH井口理ロングインタビューより)
稀有な表現者が生きた過去、生きる現在、そして生まれ変わる未来を紙の雑誌は見届ける。雑誌「SWITCH」3月号にご期待ください。
特集コンテンツ
①スタジオセットで撮影した「表現者・井口理」と屋外にてモノクロームで撮影した「人間・井口理」の全20ページ撮り下ろしフォトストーリー掲載
②「音楽」「役者」「メディア」「パーソナル」の4つのテーマで井口理が真摯に自分自身について語る合計1万4千字ロングインタビュー掲載。さらに各分野で井口と活動を共にする、彼の理解者たちが証言する井口理像とは
出演ラインナップ:OSRIN(映像作家・アートディレクター)/高岩遼(ミュージシャン)/河村康輔(コラージュアーティスト)/今利光(King Gnu ローディー)/伊藤ちひろ(映画監督・脚本家)/行定勲(映画監督)/内山拓也(映画監督)/aiko(ミュージシャン)/舟崎彩乃(ニッポン放送ラジオディレクター)/髙橋亘(放送作家)/新井和輝(King Gnu/ミュージシャン)/大澤良太朗(伊那市ライブハウス「GRAMHOUSE」店長)/一ノ瀬健太(アーティスト・キュレーター)/井口達(実兄/声楽家)
③井口理が記した日記を特別公開(2022年12月14日 – 2023年1月29日)
シン・仮面ライダー[50年後の継承と創造]
池松壮亮/浜辺美波/柄本佑/尾上克郎/前田真宏
庵野秀明脚本・監督による新たな仮面ライダー。作品への思いを、キャスト・スタッフ陣に訊く
坂本龍一[The Story of 12]
6年ぶりのオリジナルアルバム『12』は闘病生活の中、日記を書くように制作した音楽のスケッチ12篇
山口一郎×葛西薫[ことばと文字の質量]
サカナクション 山口一郎の本『ことば 僕自身の訓練のためのノート』。装丁の葛西薫と刊行までを振り返る