IQOS発売10周年をむかえたフィリップ モリス ジャパンの軌跡とこれから

2014年、日本に初上陸した加熱式たばこ「IQOS」。それからわずか10年で加熱式たばこが、日本のたばこ市場のシェア40%を占めるまでに成長した。

サマーソニック2024で味わうIQOS体験

IQOSがより広くその名を知られるようになったきっかけに、2018年サマーソニックへの協賛がある。サマーソニックは、東京からのアクセスが良い“都市型フェス”としての地位を確立している夏の音楽フェスだ。サマーソニックに参加する全ての人が、心地よい環境で音楽を楽しんでもらえるようにという思いと、フィリップ モリス ジャパンの目指す煙のない社会への実現という企業ビジョンが繋がり、“煙のない音楽フェス”が実現したのだ。そこにはIQOS専用ブース、サンプリングを行うブースなどが点在する形で作られた。既に全国的に発売をしていたとはいえまだまだ認知度が低かったIQOS。紙巻きたばこを吸っていたユーザーに、IQOSの魅力を知ってもらう絶好の機会になったのだ。

フィリップ モリス ジャパンは、サマーソニックと20年近くのビジネスの繋がりがあり、IQOS発売10周年を迎えた大きな節目のタイミングで、サマーソニックと新たな取り組みを展開した。フィリップ モリス ジャパンが作った“IQOS Together X ラウンジ”と呼ばれるブースには150名ほどがくつろげるスペースがあり、Wi-Fiの完備、冷房が効いた快適な環境が用意された。ここではIQOSの世界観を存分に楽しむことができ、またそのラウンジのクールな見た目が、喫煙に関してのネガティブさを感じさせない。これは新しい音楽との出会いや未知な体験を求めてサマーソニックに参加する、感度の高い人々とも相性が良い。

サマーソニックへの取り組みに込めた熱い思いを、フィリップ モリス ジャパン合同会社プロフェショナルチャネル部の髙橋宏に訊いた。

「加熱式たばこを使用するためだけの場所を提供するのではなく、五感で楽しめる空間を作りたいと思いました。私たちは“ながら”という言葉を大事にしています。食べながら、飲みながら、加熱式たばこというものはこういう空間で楽しめるのだと体感してもらいたい。また区画の技術基準などのルールを守れば会食することができたり、カラオケボックスでも歌いながら加熱式たばこを使用することができたりします。加熱式たばこの環境、そういう快適さを皆さんに知ってもらいたいです」

IQOSを使うことで体験できる快適さを知ってもらうことが、今回のサマーソニック2024を通して伝えたい髙橋の思いだった。2018年にはIQOSを知ってもらうことが最大の目的だったのが、わずか6年の時を隔てさらに豊かな価値を提供するブースへと変貌を遂げた。その変化が、IQOSが世間に受け入れられている何よりの証拠と言えるだろう。

「皆さんおっしゃってくださるように加熱式たばこの中では、IQOSは世間に知られるようになってきましたが、まだまだ6割が紙巻きたばこを吸っていらっしゃる方です。だからこういった取り組みを継続していくことでよりIQOSというものを浸透させていきたいと思っています。そもそも私たちはたばこを作る会社ではありますが、一番良いのは喫煙を辞めていただくことだと思っています。こういうとたばこ会社として大丈夫かなと思われるかもしれませんが……。元々あったものがなくなるのは、人間誰しもストレスが溜まります。だからこそ紙たばこを愛飲している方には、まず禁煙にシフトする前のプロセスとして使って欲しい。喫煙を続ける意思がある人には、より良い代替製品があるということを伝えられたらと思います。今後も私たちがやるべきことはたくさんあります」

この10年間で、より良い選択肢として加熱式たばこを使うメリットを世間に浸透させてきたフィリップ モリス ジャパン。サマーソニックの協賛をはじめとしてこれまで取り組んできた様々な事業を支えたのは“煙のない社会への実現”への熱い思いであった。それは長期的な視点で社会を見据え、たばこ会社として何ができるかを考え続けてきたフィリップ モリス ジャパンだから成し得たことだ。ブランドが目指す未来に向けて、今後どのような取り組みがなされるのか目が離せない。

IQOS Together Xは、10周年の今年はじまったキャンペーンである。そこにはIQOSの世界観を楽しめる様々なコンテンツがあり、IQOSPHERE会員になるとオリジナルグッズが当たるチャンスや、旅行、音楽イベントのキャンペーンに申し込める特典がある。

ラウンジ内は5つのエリアに分かれていた。オリジナルグッズが当たる特別ルーレットが展開されていたり、同時開催のサマーソニック大阪会場と繋ぐモニターがあったりと様々なコンテンツが用意された。

IQOS Together Xに参加した人が楽しめるフードとドリンク。ラインナップはさつまいもと梅の抹茶カナッペや、とうもろこしのキッシュ、炭焼きチキンのラタトゥイユの3種類。