シャネル N°5の新キャンペーンフィルムが公開。主演マーゴット・ロビーのインタビュー映像を特別に公開

PA2024_01_0005_RGB
PA2024_01_0007_RGB
PA2024_01_0021_RGB
PA2024_01_0033_RGB
PA2024_01_0039_RGB
PA2024_01_0041_RGB
previous arrow
next arrow

女性らしさとは何か。ガブリエル・シャネルはその問いにこう答える、“N°5”だと——。
今や世界で最も有名なフレグランスの一つである「シャネル N°5」は1921年に登場した。それから100年以上もの間、シャネル N°5は多くの女性の心の拠り所、憧れ、誇りで在り続けてきた。ガブリエル・シャネルがシャネル N°5に表現したのは新たな女性らしさ。それまでの女性の装いを再定義し、自らを偽ることなく自分らしく、そして自立した志を持つ強い女性たちが纏う香りとしてシャネル N°5は生み出されたのだ。シャネル N°5は、女性を解放するためのガブリエル・シャネルによる“宣言”だったとも言える。

本日、シャネル N°5の新キャンペーンフィルム『SEE YOU AT 5』が公開された。『ミラノ、愛に生きる』や『君の名前で僕を呼んで』で知られるルカ・グァダニーノが監督を、『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』や『バービー』のマーゴット・ロビーが主演を務める本作では、既存の枠にとらわれない凛とした女性の佇まいが2分20秒のフィルムにダイナミックに描かれている。今最も注目を集める俳優の一人であり、プロデューサーとしても活躍するロビーが常に望んでいること、それはパワフルな女性が推進力となりストーリーを語ることだという。彼女の持つ圧倒的なオーラ、そして力強さと穏やかさが介在するカリスマ性は、シャネル N°5の存在とあらゆる面において共鳴する。ロビーは、香りへの思いをこう語った。

「私はフレグランスが大好きなんです。昔からずっと。幼い頃は、大人の女性になって香水をまとえるようになることがすごく楽しみでした。首や手首に毎日つけています。夜、眠るときもです。香りには雰囲気を演出する効果があると思っているので、演じる役柄に合わせてフレグランスを選んでいます。それに香りはその場にとどまりますよね。誰かが部屋から出ていっても、その人の香りはまだそこに“いる”。私にとってフレグランスは、自分を解放してくれるものでもあります。自分がみんなに見せたいと思う姿を演出することは、それ自体が選択であり、選択できるということは自由ということですから」

そんな彼女にとってシャネル N°5とはどのような存在なのだろうか。

「シャネル N°5は唯一無二で、エレガントで、パワフルで、本質的な女性らしさが宿る香りだと思います。なのでそれらすべてを感じますよね。でもその香りを説明するのは難しい。とても豊かで抽象的で、何かひとつの言葉で言い表せられるものではありません。神秘的でとらえどころのない感覚をもたらすように思います。枠組みにはめるというよりも、多様なニュアンスをそのまま提示するようにフェミニニティを表現しているところが好きです。まとう人によって香り方も変わるので、自分の香りにすることができる。それもすてきだと思います。

シャネル N°5をまとう女性は静かな自信に満ち、自分らしいアリュール(魅力)と気品をそなえています。自分の運命は自分で決めるし、自立していて、自分が何を望むのか明確に自覚している。私は何かを“望む”女性が好きです。女性の欲望というものは、どういうわけかこれまで蓋をされがちだったように思います。望み、欲望を持つことを肯定する、それはまさに“自由”です。それを表現できるのがこの香りではないでしょうか。“私が求めるものは私のなかにある”。この香りは自分の望みを見つける手助けをしてくれるだけではなく、自分の望みをより高めてくれるところがすてきです」

シャネル N°5の佇まいから、ロビーはガブリエル・シャネルの生き方に思いを巡らす。他の誰にも似ていない唯一無二の存在でありクリエイティビティに溢れた先駆者であったガブリエル・シャネルは、男性中心のオートクチュールの世界でも圧倒的な存在感を示していった。

「ガブリエル・シャネルが100年以上前に行ったことは、今となっては当たり前のように思われがちですが、当時としては非常にラディカルでした。たとえばシャネル N°5のボトル デザインは、当時一般的だった華美な装飾が施されたものとはまったく違います。また他のフレグランスはひとつの花の香りを模したものでしたが、ガブリエル・シャネルは“女性そのものを感じさせる、女性のための香水を創ってほしい”と言いました。これは非常に斬新な言葉でした。彼女は自らのデザインを通して女性がまとう服のシルエットを変え、女性の身体の見せ方を変えました。まさに時代への反逆です。彼女は新しい女性らしさ、これまでとは異なる女性の香りや姿を示したんです。

でもそれ以上に、それらすべてをひとりの女性が実現したということこそが重要だと思います。ガブリエル・シャネルは“女性らしさ”を再定義した女性のひとりです。彼女は先駆者と呼ばれますが、本当にそうだと思います」

フレグランスを愛するロビーにとっても特別な存在であるシャネル N°5。その新しいキャンペーンフィルム『SEE YOU AT 5』の主演を務めることとなったロビーは、その胸中をこう語った。

「私がこの業界にいて、ずっと映画が好きだったからだと思いますが、シャネル N°5に夢中になったきっかけは広告キャンペーンでした。バズ・ラーマンが監督したニコール・キッドマン主演のキャンペーンが好きだったんです。ニューヨークの通りをドレス姿で走る彼女の姿。最後に残るジュエリーのシルエット……。リドリー・スコットが監督した。プールサイドが舞台のキャンペーンフィルムも大好き。どれも名作だと思います。何十年にもわたってさまざまな監督と才能溢れるひとびととが手を組んで、シャネル N°5の新しいキャンペーンを生み出しつづけてきました。新作には誰もが期待していますし、毎回新鮮です。なのでルカ・グァダーニというずっと前から一緒に仕事をしたいと思っていた監督と今回のキャンペーンに参加できて、とてもうれしかったです。彼とは長年の知り合いで、一緒に何かしたいと思っていました。だから私にとってはすごく特別でした」

『SEE YOU AT 5』の本編映像はこちら

CHANEL N°5
“女性そのものを感じさせる、女性のための香水を創ってほしい”というガブリエル・シャネルの願いに初代シャネル専属調香師のエルネスト・ポーが応える形で、1921年に誕生。究極のフェミニニティを体現するフレグランスとして、時を超え決して色褪せることのない唯一無二の香りを有する。100年以上の歴史の中で、世界中の多くの女性たちの物語を芳しく豊かに彩ってきた