国産Tシャツメーカー・久米繊維工業とスイッチ・パブリッシングのコラボレーションによる、イラストレーター・安西水丸のイラストレーションを用いたオリジナルTシャツ。10月1日、その第2弾となる「ニューヨーク編」が発売となります。
今年4月に発売となり、たくさんのご好評を頂いた『安西水丸 おもしろ美術一年生 Tシャツ』。その第2弾となる今回は、10月15日発売の「MONKEY vol.19」で特集し、安西水丸の生成を紐解く上でも欠かすことが出来ない都市「ニューヨーク」をフィーチャーしました。
ご用意したデザインは安西水丸が描く「スノードーム(New York City)」と「ドゥーボーイ」の2種類です。老舗国産Tシャツメーカー・久米繊維による着心地の良いの国産Tシャツに、シルクスクリーンで表現した安西水丸の繊細な線と色彩。まさに「着て楽しい、見て楽しい」Tシャツです。暑さの残る秋の風を通す一枚として、肌触りの優しい冬のインナーとしても最適な仕上がりとなりました。
このTシャツは2柄ともユニセックスの型で作っています(Tシャツのサイズ選びって結構難しいですよね…)。肩幅は少しタイト、丈は長めに作っているので、身長によってはワンサイズ上のものを着ると、けっこうゆったりとした印象になります。お好みのスタイリングにあわせてお選びください。またスイッチのカフェ、Rainy Day Bookstore & Cafeでは現物を確認・購入できますので(月・火定休)、お時間のある方はぜひいらしてください!
*綿ニット素材の特性で保存状態によって1~2センチの違いが出る事がございます。
*在庫によってはご希望の柄・サイズが無い場合もございます。予めご了承ください。
*こちらの商品は通常メール便での発送となります。(住まいの地域によっては、商品の到着まで3~4日程お時間をいただく場合がございます)
安西水丸 おもしろ美術一年生Tシャツとは?
スイッチ・パブリッシングは今年「Coyote 特別編集号 安西水丸 おもしろ美術一年生」を刊行し、安西水丸の教えから絵を描く本当の楽しさをあらためて紐解きました。
「安西水丸 おもしろ美術一年生Tシャツ」は特集を通して感じた、安西の絵の素晴らしさ、自由さ、そして楽しさを本以外の形でも伝えたいという思いから誕生しました。
老舗国産Tシャツメーカー・久米繊維工業株式会社とタッグを組み、久米繊維創業80年以上にわたる歴史の中で培われた職人の伝統技術によって裁断・縫製・プリントまで一貫して生み出されたTシャツに、安西が描くイラストレーションの繊細な線と色彩をシルクスクリーンでプリント。
今回のTシャツのためだけに特別な型を用意し、国内で紡ぎ、編み、染め上げられた生地を丁寧に縫い上げました。久米繊維独自の脇に縫い目のない「丸胴仕立て」は着用時のストレスを軽減し、絹のような滑らかな肌触りを持ちます。
第2弾となる今回のテーマは「安西水丸、ニューヨーク編」。1969年から3年間をニューヨークで過ごした安西は、その後の自身のイラストレーターとしての活動やライフスタイルに大きな影響を受けます。今回はそんな安西の、ニューヨークにちなんだイラストレーションの中から「スノードーム」と「ドゥーボーイ」の2つの絵柄を選びました。
スノードームをこよなく愛したことでも知られる安西。ホワイトカラーのTシャツには美しいモノクロのコントラストを表現するべく、スノードームの中に描かれたニューヨークのビル群、自由の女神、客船、そして黒いテーブルの上に置かれたタバコのイラストレーションをプリントしました。安西が描くスノードームの唯一無二の曲線美を浮かび上がらせた一枚です。
そして編み方からこだわった杢(もく)グレーのTシャツには、白く浮かぶ青い眼差しの「ドゥーボーイ」をプリント。このイラストレーションはイラストレーター・和田誠との共著『テーブルの上の犬や猫』に収録された作品です。「ドゥーボーイ」は第1弾の「ミスターピーナッツ」同様、アメリカのパンや菓子生地の製粉会社「ビルズベリー社」のキャラクターで、同書収録の安西の超短篇「アメリカン・キャラクター」に登場しています(ちなみに和田が描くミスター・ピーナッツの姿も!)。その超短篇は安西がニューヨークから日本へと帰国する前日の物語。作中、エンパイアステートビルの展望台から「ドゥーボーイ」の広告看板を見つめるというシーンがあります。安西はその光景を見て、いったい何を感じていたのでしょうか—— 。
商品はスイッチオンラインストアと「Rainy Day Bookstore & Cafe」にて数量限定で販売。イラストレーション、Tシャツの型、そしてプリントの色。紙の雑誌と老舗国産Tシャツメーカーがタッグを組み、安西水丸という孤高のイラストレーターが残した唯一無二のイラストレーションをぜひ身にまとってみてください。
*久米繊維についてはこちらの記事をチェック!!