安西水丸を“着る”—— スイッチが国産Tシャツメーカー・久米繊維とタッグを組み制作した「安西水丸Tシャツ」が発売

国産Tシャツメーカー・久米繊維工業とスイッチ・パブリッシングのコラボレーションによる、イラストレーター・安西水丸のイラストレーションを用いたオリジナルTシャツが発売しました。

左「ペーパー・パイロット」、右「ミスター・ピーナッツ」(ともに5,400円税込)

安西水丸 おもしろ美術一年生Tシャツについて

2019年3月19日に没後5年を迎えたイラストレーター・安西水丸。

スイッチ・パブリッシングは同月に「Coyote 特別編集号 安西水丸 おもしろ美術一年生」を刊行し、安西水丸の教えから絵を描く本当の楽しさをあらためて紐解きました。

特集の発売から1ヶ月。スイッチはさらに安西水丸の絵の素晴らしさ、自由さ、そして楽しさを伝えるべく、以前本サイトでそのものづくりを紐解いた、老舗国産Tシャツメーカー・久米繊維工業株式会社とタッグを組みました。

久米繊維創業80年以上にわたる歴史の中で培われた職人の伝統技術によって裁断・縫製・プリントまで一貫して生み出されたTシャツに、安西水丸が描くイラストレーションの繊細な線と色彩を、シルクスクリーンで表現した2種類のオリジルTシャツを制作。Tシャツには別注ボディを採用しS・M・Lの3サイズをユニセックスで展開。久米繊維独自の脇に縫い目のない丸胴仕立てにより着用時のストレスを軽減し、国内で丁寧に紡ぎ、編み、染め上げられた生地で縫い上げたTシャツは絹のような滑らかな肌触りを持ちます。

白Tシャツには和田誠との共著『NO IDEA』より、安西水丸が旅行先で購入した紙飛行機の本から着想を得たという「ペーパー・パイロット」のイラストレーションをプリント。また、黒Tシャツには安西水丸が繰り返し描き続けたアメリカのキャラクター「ミスター・ピーナッツ」をプリントした、どちらも安西水丸にしか描けない線のしなやかさと、鮮やかな色使いが堪能できる、「着て楽しい、見て楽しい」一着となりました。

商品は現在スイッチオンラインショップと「Rainy Day Bookstore & Cafe」にて数量限定で発売中。イラストレーション、Tシャツの型、そしてプリントの色。紙の雑誌と老舗国産Tシャツメーカーがタッグを組み、安西水丸という孤高のイラストレーターが残した唯一無二のイラストレーションの世界を表現したメイド・イン・ジャパンTシャツです。

商品ページ:安西水丸 おもしろ美術一年生 Tシャツ

Coyote SPECIAL ISSUE 安西水丸 おもしろ美術一年生

発売するやいなや即完売した『Coyote no.58 特集 安西水丸』を再編集し、追加コンテンツを大幅に加えた完全版MOOK。「絵を描く本当のおもしろさってなんだろう」。その根源的な問いを安西水丸の教えから探す、どこまでも自由な美術の教科書。

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埠頭を思わせる場所に立つ少年が描かれた帯を外すと……。その少年は草原に刻まれた一本の道を歩き出す。その裏には安西水丸の姿。カバーを外すと、安西水丸の描く一本の線が、表紙から裏表紙へとあしらわれている。

<主なコンテンツ>
・村上春樹エッセイ「水丸さんと最初に出会った頃」
・何を描けばいいの?(12セクションに分けて安西水丸の教えを徹底解説)
・どう描けばいいの?(実践として7セクションにわたる誌上特別授業)
・和田誠ロングインタビュー「安西水丸を語る」
・安西水丸の故郷を旅する(幼少期から無名時代まで。安西水丸の生成の旅へ)
・安西カオリエッセイ「父の教え」
・その他、MOOK版限定コンテンツがもりだくさん!!

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