11月20日発売のCoyote no.69は次なる旅先として大注目のカナダ最東端の島ニューファンドランドを特集。森と海に囲まれた豊かな自然との暮らしにこれからの生き方を学ぶ一冊です。
サステナビリティな暮らしが注目される今、新たなる旅先として注目されているカナダ・ニューファンドランド。森の中のベリー摘み、海辺のピクニック。豊かな自然からの恵みを活かして暮らす人々に、これからの生き方を学びます。
ニューファンドランドの海辺の村トリニティーは宮沢賢治の作品舞台にもなった場所。自然との共生を夢見た宮沢賢治の世界をたどります。
また、イラストレーターの黒田征太郎がアートの島フォーゴを訪ねます。人々と出会い触れ合う芸術の旅。旅のスケッチブックが教えてれくれる旅の楽しみ方。
その他、池澤夏樹紀行文「チリへ」や、画家・平松麻による「ある幸福 クートラスの時間」、谷川俊太郎人気連載等、豪華執筆陣もラインナップ。
Coyote no.69
特集 Go Go Picnic! in Newfoundland 島で暮らすための大切なことがら
価格:1,200円+税
ISBN:9784884184742
コンテンツ一覧
特集:Go Go Picnic! in Newfoundland 島で暮らすための大切なことがら
北の海へ航跡を曳く。
新しい島を発見するような
わくわく感でニューファンドランドへ旅をする。
霧がはれて氷山にぶつからないようにと
風の音が聴こえる。
012
photo story
Newfoundoland
写真=ただ
018
Mobile 海と森の食卓
潮風に吹かれ、草を踏む足元を見る。あれもこれも食べられる奇跡の島、海と森に囲まれたここが私たちの食卓なのだ。
024
Ferryland 灯台の下でピクニック
自然がいっせいに勢いづく夏、島の人たちの活動も増えていく。心なしかなんだか楽しそうだ。さあ、短いひと時の夏を逃してはいられない。
042
Welcome to St.John’s!
セントジョンズはウォーミングな街
黒田征太郎さん ダウンタウンを歩く
港近くのゴミ捨て場で段ボールを拾うとそこに道を描き、路地を描いていく。薬局も本屋も骨董屋もレストランも絵の中で踊り、この街を明るく照らしている。
042
Trinity
トリニティの霧
宮沢賢治の著作に 『ビジテリアン大祭』というニューファンドランドを舞台にした童話がある。主人公は〈私〉である宮沢賢治だ。彼はベジタリアンの日本代表としてはるばるカナダ東端の島へ船でやってきた。遠い異国のその物語はなぜ書かれたのだろうか。
054
Fogo Island
黒田征太郎、北へ——フォーゴ島を行く
「グリーンランドから海流を渡る氷山を見に行きませんか。今から100年前にタイタニック号が氷山に接触して沈んだ場所こそがニューファンドランドの沖合なのです」。黒田征太郎を今回の旅に誘った言葉だ。黒田にとって約半世紀ぶりのカナダ再訪は北大西洋に面した島、フォーゴ島への旅だった。
066
Twillingate
トゥイリンゲートでボート・ビルダーの教えを乞う
070
St.Bride’s & Fogo Island
二人の漁師
写真と文=遠藤励
076
Gros Morne National Park
5億年の時を刻む大地
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096
travel essay
池澤夏樹 チリへ
106
story
平松麻
ある幸福 クートラスの時間
130
document
We are Maunakea「わたしたち自身が、マウナケアなのだ」
写真と文=今井栄一
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003
for Readers
009
TRAVELOGUE
黒田征太郎
90
muraco
FOR THE NEW TRAVELER
Vol.1 立山、はじまりの山へ
写真=飯坂大 文=猪野正哉
114
THE NORTH FACE
未来に残したい風景
第9回 カナダ・スコーミッシュ
写真と文=竹内天平
120
四川、百菜百味を巡る
写真=朝岡英輔
124
patagonia
映画「ARTIFISHAL」は教えてくれる
126
Foxfire
True to nature
vol.3 大竹英洋
128
最初の一歩 第69回
服部文祥
絵=馬場俊光
140
谷川俊太郎 詩
ハダカだから
絵=下田昌克