チェアを回収し、再利用する。FRITZ HANSENのCircular Programとは

　デンマークの家具ブランドであるFRITZ HANSENが、環境保全への取り組みとして面白いプロジェクトを始めた。「Circular Program (サーキュラープログラム)」と名付けられたこのプロジェクトは、耐用年数を迎えたFRITZ HANSENのチェアをブランドが回収、新しい資源として再利用することで、チェアの寿命を最大限に延ばすというものだ。

　再利用方法の一例としては、2022年にFRITZ HANSENが瀬戸内海の本島で実施していた「フリッツ・ハンセン島」の事例がある。これは、島内のバス停やカフェなどで島の石や丸太などの自然物とチェアを組み合わせて利用できる展示物という形で公開をしていた。

　では、チェアを返却するとどういった特典があるのだろうか。チェアを返却すると、返却したものと同じモデル、もしくは現行価格が同モデル以上の家具の購入に利用できるバウチャーとレザーのコースターをもらうことができる。このコースターは、FRITZ HANSENの家具の製造のプロセスで余った端材を使用しており、サーキュラープログラムに共感したレザー製品ブランドhueの協力により実現したものだという。

　対象チェアはセブンチェア、アリンコチェア、グランプリチェア、リリーの4モデル。サービスの開始は6/1（土）から。詳細はFRITZ HANSENのwebページを参照して欲しい。