新生HaaTの企画展「EVERY TIME」が東京と大阪で開催中

テキスタイルから発想し、日本とインドの手仕事による素材を活かしたブランドのHaaT（ハート）は、9月1日より３つの新ラインを軸に新たなスタートを切った。

All Photography by Yuriko Takagi

エコな原料や熟練したつくり手から生まれた特別な日のための一着「EVERY MONTH」、汎用性が高くジェンダーレスに着られる高品質な一着「EVERY WEEK」、季節や気温変化にも対応する日々の一着「EVERY DAY」。新生HaaTは、時間軸で捉えた３つのラインで、現代の生活にフィットする新しい服を提案していく。それに伴って、写真家・高木由利子が捉えた新生HaaTのビジュアルストーリーを展示した企画展「EVERY TIME」が、HaaT / AOYAMAとISSEY MIYAKE SEMBA クリエイションスペースの２カ所で開催中。

TWEED×ORGANIC COTTON 

表面にナチュラルトップカラーのウール糸を、裏面は生成り色のオーガニックコットンを使用したリバーシブル。表裏の縮絨差 を利用して凸凹を出した、表情感ある風通組織の素材です。部分的に加えたハンドステッチが、温もりを感じさせる

W COLOR OFF SCALE 

歴史ある毛紡績の高いクオリティの防縮ウールを表裏異なる色を使用し、表をメッシュ調で編んだ接結ジャージー。三角形をデザインテーマに、素材のドレープ性を活かし、ぐるりと巻き付ける構造にしたリバーシブルアイテム。深めのサイドスリットで軽快さを演出。単品でもコートインでも着用出来る、リラックス感あるシーズンレス、ジェンダーレスな1枚

HaaTのブランドコンセプトは３つのハート。メイド・イン・ジャパンの“心”である「HeaRT」、インドのクラフトマンシップを現代に伝える“手”を意味する「HaaTH」、そしてこの２つを合わせもつのが、ビレッジマーケットを意味する「HaaT」だ。未来と伝統、東洋と西洋の交差点となり、世界各地の気候や風土、自然との対話を通して服づくりを続けてきたHaaTが、今季のテーマに掲げるのは「双面性」。培ってきた素材づくりの技術と、新しさを探求する力。その2つを両立させることで、HaaTは服づくりを次のステージへと発展させてくれることだろう。