ブレンデッドウイスキーSAB.が発売

世界5大ウイスキーのひとつに数えられる7ジャパニーズウイスキー。国内ではウイスキーの蒸留所がここ10年で10倍以上にも増加し、海外への輸出量も日本酒を上回るなど、ウイスキー熱は国内外で高まり続けている。富山県でウイスキーを造る「三郎丸蒸留所」は1952年創業、北陸最古の蒸留所として知られている。伏流水には清澄な庄川の水を使用し、伝統工芸の“高岡銅器”の技術を生かしたポットスチルで蒸溜を行うなど、富山の地ならではのウイスキーを届けている。昨年12月、そんな蒸留所から新たなブレンデッドウイスキーブランド「SAB.」が登場。ヨーロッパ市場においてはブレンデッドウイスキーのシェアが約90パーセント占めているという背景から、日本のブレンデッドウイスキーの認知を目指しブランドを立ち上げた。SAB.は三郎丸蒸留所の特徴であるスモーキーさに特化しており、ウイスキーの入門者から愛好家まで楽しめる。アイラ島やスコットランド本土の2種類のピートによって燻された麦芽を使用することで多層的なスモーキーさを表現。「SUNSET RED」は落ち着いたウッディさの中に甘みを感じられる味わいで、より玄人向けの「NIGHT BLACK」は土っぽさのあるピートが特徴。ともにしっかりとしたスモーキーさを楽しめる。世界を見据える三郎丸蒸留所の新ブランドSAB.が今後のウイスキー界でどのような歩みを進めていくのか、注目していきたい。

現在SAB.は、SUNSET REDとNIGHT BLACKの2種類を発売中。(数量限定プレミアムラインOCEAN BLUEのみ2025年夏に発売予定)。※OCEAN BLUE商品画像は仮イメージ