2021年6月4日公開の映画『はるヲうるひと』は佐藤二朗が自ら脚本を書き、監督した一作だ。コミカルな演技で親しまれている“二朗さん”のイメージを裏切る仄暗い世界を描いた物語。はたして、私たちが知っている佐藤二朗は、ほんとうの佐藤二朗だったのか。俳優、脚本家、監督、バラエティ番組MC……さまざまな顔を持つ表現者・佐藤二朗の知られざる顔に迫る特集です。
佐藤二朗が胸に秘めた思いを語る。計2万字に及ぶ独占インタビューと自作解説。表紙巻頭は写真家・荒木経惟とのスペシャルフォトセッション!!
佐藤二朗のパブリック・イメージを覆す監督第二作『はるヲうるひと』はどのようにして作られたのか。「書く」という行為から浮かび上がる新たな佐藤二朗像とは。さらに俳優としてシリアスな役が続き、バラエティ番組でお茶の間の人気者としての顔も浸透した現在、その胸に秘めた思いを語ります。また、これまで出演してきた舞台・ドラマ・映画から、自身のキャリアにとって特に重要だった10作品を佐藤二朗自らピックアップし、出演シーンに隠された裏話や恩人達とのエピソードを語る自作解説を収録。表紙巻頭フォトストーリーは写真家・荒木経惟が撮影。モノクロームの世界に佇む、底知れない表現者の深淵を切り取ります。
佐藤二朗のツイッター投稿をもとに佐藤自ら語る「つぶやき役者論」
現在188万人フォロワー。日々共感を集める佐藤二朗のツイッター投稿の中から、直近1年間分の投稿をさかのぼって、「演じること」にまつわる言葉をピックアップ。その言葉を起点に、「役者とは?」「映画とは?」について佐藤二朗自らが語ります。
山田孝之、仲里依紗、ムロツヨシ、堤幸彦…佐藤二朗を知る人々の証言録
これまでのキャリアで接点のあった佐藤二朗を知る人々に「佐藤二朗とは何者か?」を訊ねた。『はるヲうるひと』主演・山田孝之をはじめ、仲里依紗、水野美紀、『99人の壁』ディレクター・千葉悠矢、ムロツヨシ、福田雄一、佐藤が恩人と語る演出家・堤幸彦etc……総勢12名が語る「佐藤二朗論」。ご期待ください。