FROM EDITORS「望月までは後2日」
松本隆さんの取材を行ったのが4月6日だった。その日、神戸は晴れていて、青い空に風が桜の花びらを美しく輝かせていた。翌日、松本隆さんのインスタグラムにはこう記されていた。「雑誌switchの取材。新井さんと初めて会ったのは...
松本隆さんの取材を行ったのが4月6日だった。その日、神戸は晴れていて、青い空に風が桜の花びらを美しく輝かせていた。翌日、松本隆さんのインスタグラムにはこう記されていた。「雑誌switchの取材。新井さんと初めて会ったのは...
「いつも本を読んでいるんだから詞を書けるだろう?」。松本隆は2つ年上の細野晴臣にそう言われ、詞を書くようになったのだという。そこから現在に至るまで、松本は詞を書き続けてきた。そんな松本の言葉は、今や海を越え、時代を超えて人々を魅了し続けている。言葉、生と死、そして松本のこれからについて話を訊いた—— 。
これまで数々の名曲を世に送り出し、2020年には作詞家生活50周年を迎える松本隆。ここでは雑誌「SWITCH」と連動する形で行われたJ-WAVE「RADIO SWITCH」でのインタビューの中から、紙面の都合上、本誌に掲載しきれなかった貴重な内容をお伝えする。訊き手はSWITCH編集長・新井敏記。