バスカーと過ごした夏

今年の夏は全国各地で猛暑日を記録し、外に出かけるのもためらわれるような夏だった。そんな中、8/17、18に千葉県の幕張メッセ、ZOZOマリンスタジアムで行われたサマーソニックには多くの音楽ファンが集まり、熱い盛り上がりをみせた。2日間で100以上のアーティストが登場し、マネスキン、星野源などの有名アーティストに加えて、初出場のNumber_i、またK-POPのRIIZEなどのグループも名を連ねた。このようにサマーソニックは様々なジャンルのアーティストが集まっているため、音楽玄人が好むものだけではなく若い世代にとっても楽しめるフェスとなっているのだ。

そんな音楽フェスに、2年連続で協賛しているのがアイリッシュウィスキーブランド「バスカー」である。2020年に誕生したばかりのアイリッシュウィスキーバスカーは、フルーツのアロマの華やかな香り、柔らかな甘味が特徴でバーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽の3種の樽を贅沢に使用した本格的な味わいが楽しめる。それにも関わらずボトル1本で2500円もしないという価格の安さも相まって、2023年には日本国内におけるアイリッシュウイスキーのシェアが1位となった※。滑らかな口あたりの良さ、甘みのある味わい、手に取りやすい価格、スタイリッシュなビジュアルから、特に若い世代から人気を集めている。元々バスカーという名前には、ストリートアーティストやミュージシャン、大道芸人という意味がある。その名前の通り、音楽やカルチャーとの親和性を1つのコンセプトにしているお酒だ。サマーソニックへの参画は、音楽との親和性を掲げるバスカーにとって、その魅力を存分に表現できるうってつけの場所なのである。

様々なブースが立ち並ぶ会場内で一際目をひくバスカーのブースでは、バスケットボールにちなんでバスカーボールのユニフォームを身に纏ったスタッフが出迎えた。そこで提供されたのは、バスカーのトロピカルな味わいを生かしたオリジナルカクテル3種類。ソーダを使ったバスカーボール、バスカー ジンジャー&ライム、バスカー コーラ&ライムといった夏フェスらしい爽やかなラインナップだ。バーテンダーが1杯1杯丁寧に作っており、バーで飲むような本格的なウィスキーを音楽フェスという野外イベントで楽しめるのが嬉しい。他にもSTUTSとタッグを組んで制作したオリジナルプレイリストが楽しめるコンテンツエリアがあった。これは “バスカーを飲みながら聴きたい音楽”をテーマに選曲されたもので、用意されたヘッドホンを通して音楽に没入できる空間だ。音楽ファンの心をグッと掴む、バスカーらしさあふれるブースに仕上がっていた。

こうして幕を閉じた2024年のサマーソニックで、フェス会場を盛り上げたバスカー。今も音楽ファンの心に、その名が刻まれていることだろう。今後もバスカーが音楽とどんな化学反応を巻き起こすのか楽しみだ。

※1:2023年の年間販売数量において。IWSR(The International Wine and Spirits Record)社による調査報告書「Executive Summary Report 2024 Japan」より